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シミュレーションとアクションと~古くともおもしろい名作ゲーム『アクトレイザー』の魅力~

今回は『アクトレイザー』という、SFC本体の発売から一ヶ月弱という黎明期に発売されたゲームをご紹介していこう。

本作は、横スクロールアクションと街づくりシミュレーションを融合させた、当時としては画期的なシステムで話題となった。発売元は『ドラゴンクエスト』シリーズが代表的なエニックスである。

ゲーム『アクトレイザー』の魅力

さっそく、『アクトレイザー』の魅力を1つずつ見ていこう。

古いゲームではあるが、いまだに色あせない魅力がある作品だ。遊んだことのある人はもちろん、興味がある人もじっくり読んでみて欲しい。

ゲームシステムとマッチしたストーリー

アクションと街づくりのゲーム。このコンセプトは一見すると特異で、どのようなゲームが想像がつかないかもしれない。しかし、この特殊なゲームシステムを、ストーリーがうまく装飾している。

本作においてプレイヤーの目的は、神として魔王に支配された世界を取り戻すことである。人々が地上で暮らせるように、プレイヤーは地上に降り立ち、魔物たちを討伐していく。これを「アクションモード」といい、ステージ最奥で待ち構えるボスを倒すとステージクリアとなる。

ステージクリアするとどうなるのか。これが本作のおもしろい所で、クリアした土地は解放され、「クリエイションモード」で遊べるようになる。これはシミュレーションゲームを軸としたモードであり、神のしもべである天使を操作し、人々を導いて街を大きくしていくことになるのだ。

一定の条件を満たすと、その土地に新たな魔の手が襲い掛かり、二度目のアクションモードに挑戦できるようになる。これをクリアすることで、ようやくその土地は魔物から完全に開放される。

地上には全部で6つの地域が存在し、それぞれの地域を、この一連の流れを通じて解放していく。そして、最終的に魔王との決戦に臨むことになる。

硬派な難易度のアクションモード

本作のアクションは、比較的難易度が高い。ジャンプの挙動をはじめ、操作キャラの動作が全体的にぎこちない。メインの攻撃手段である剣も攻撃判定が厳しいため頼りなく、対して操作キャラの当たり判定が大きい。

救済措置として、後述するクリエイションモードのやり込みによって最大ライフを増加させたり、サブウェポンとして魔法を覚えたりすることができる。しかし、ステージギミックとして落とし穴やトゲなどの罠がシビアな場所に配置され、引っかかると問答無用で1ミスとなる。

決して爽快感のあるアクションではないが、試行錯誤を重ねてクリアするタイプの、アクション上級者向けの難易度といえるだろう。

本作の醍醐味、クリエイションモード

本作最大の特徴ともいえるのが、このクリエイションモードだ。街づくりゲームではあるが、『シムシティ』のように、プレイヤーの思い通り街を作ることはできない。前述したとおり、天使を操作して人々を導き、神の視点から街の発展を俯瞰するシステムとなっている。

人々は街を発展させる上で様々な障害に遭う。例えば沼沢地や砂漠といった地形に阻まれ、開拓に行き詰まることがある。ここでプレイヤーができることは、神の奇跡を起こし、日照りや雨を発生させて道を拓くことだ。また、点在する魔物の巣から魔物が召喚され、人々を襲うので、天使の弓矢で魔物を退治することもプレイヤーの仕事である。

このように人々の営みをサポートしていき、人口を一定値まで増加させるとレベルアップとなり、アクションモードにおける最大ライフが増加する。また、人々から神への捧げものとして、魔法や技術などが貰える。魔法はアクションモードのサブウェポンとして使用でき、技術は他の地域の発展に不可欠のものだ。

このクリエイションモードは、要所でドラマ性を感じさせられるのも特徴だ。疫病や人々の間に不和などが生じて発展が滞ったり、邪教を信仰するようになった人々が神から離れたりする。地上に生きる人々にも物語があり、ゲームの臨場感を感じさせる。

『FF』に影響を与えたといわれるBGM群

BGMは作曲家・古代祐三氏が手がけており、オーケストラを基調とした、荘厳で美しい楽曲が世界観に上手く溶け込んでいる。楽曲もさることながら、SFC黎明期のスペックでオーケストラの音色を再現した音源は、ゲーム音楽業界にも衝撃を走らせたと言われている。

特に有名な逸話が、当時開発中だった『ファイナルファンタジー4』(以下『FF4』と表記)にまつわるものだ。「『FF4』スタッフが本作のBGMを聴き、開発末期にも関わらず音源ドライバーから音色まで作り直した」という話から尾ひれがつき、ネットでは「曲を一から作り直した」などの情報が錯綜した。

後年になって『FF』シリーズの作曲家・植松伸夫氏がインタビューの中で、実際に行ったことはサンプリングのやり直しのみだとしてこれらの噂を否定しつつも、「当時は勝てなかった」と本作のBGMを称賛している。

まとめ

SFC最初期にも関わらず、強い独自性と秀逸なBGMを兼ね備えて発売された『アクトレイザー』。本作は、当時最新のハードだったSFCの可能性を見事に実現したゲームだった。

開発元であるクインテットが倒産しているなどの都合上、公式な配信の望みは薄く、今からプレイするには実機を用意するしかない。

2021年には、リメイク版として『アクトレイザー・ルネサンス』が発売された。グラフィックが刷新され、アクションモードも操作性が見直され、難易度は相対的に下がっている。オリジナル版からのファンの間では賛否両論あるが、実機を用意することが難しい人、アクションが得意ではないという人はこちらのプレイも一考の余地はあるかもしれない。

※この記事は外部ライターさんにご協力いただきました。

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